ブログトップ | ログイン

Butterfly & Dragonfly

家族旅行や週末の隙間時間に蝶と蜻蛉の写真を楽しんでいます。


by 悠凜
プロフィールを見る
通知を受け取る

玄武岩のプリズムにマエモンオオヤマキチョウ舞う(Hidalgo, Mexico、20180804)

f0345350_10581191.jpg




8月4日(土)、首都メキシコシティの北東に位置するイダルゴ州まで出かけてきました。イダルゴ州にはかつて鉱山で栄えた街があります。先スペイン時代のティオティワカン時代(紀元前2世紀~6世紀)には、当時の最も重要な道具武器となる黒曜石の一大産地でもあった地域です。

レアル・デル・モンテ(Real del Monte)
まず、レアル・デル・モンテを訪問。メキシコ政府観光局が、Pueblos Mágicos(プエブロ・マヒコ)=「魔法のように魅惑的な場所」に選出している街の一つです。標高2,700m、メキシコの中でも最も標高の高いところにあり、かつて鉱山で栄えた街です。深紅のカブトムシがいいですね、メキシコではこのタイプのカブトムシが現役で活躍しています。
f0345350_14160720.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F8, 1/320, ISO200


ウアスカ・デ・オカンポ(Huasca de Ocampo)
次に訪れたのがウアスカ・デ・オカンポ。こちらもレアル・デル・モンテ同様にプエブロ・マヒコに選出されている街です。鉄の工房の扉があいていました。
f0345350_14205345.jpg
apple iPhone X, F1.8, 1/124, ISO64


メキシコはチーズ好きな人が多いんです。
f0345350_10284692.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F7.1, 1/200, ISO100


プリスマス・バサルティコス(Prismas Basalticos)
さて、この日最後に訪れたのが、プリスマス・バサルティコス=玄武岩のプリズムと呼ばれる柱状節理です。柱状節理はマグマが冷却する際に収縮して生じる柱状の割れ目で、日本では高千穂峡や東尋坊、層雲峡などが有名です。ここイダルゴ州の柱状節理は、2017年にユネスコ世界ジオパークに認定されています。岩柱は2億5800万年前にできたそうで、高さ40メートル超は、世界で最も高い玄武岩の柱となっています。
f0345350_14263020.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F9, 1/400, ISO400


メキシコでは有名な観光地で、家族連れがたくさん訪れていました。
f0345350_14385248.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F11, 1/250, ISO400


f0345350_14390580.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F14, 1/100, ISO100


この近辺は自然がありますので、蝶との出会いを少し期待していました。どのような蝶がいるのか全く情報がありませんので、いつもどおり縁あって出会った蝶たちを撮影していきます。

Autochton cellus
まず出会ったのはAutochton cellus。メキシコにはこのタイプのセセリチョウが複数種います。花はランタナ、どこにいってもランタナの花が蝶を惹きつける力は強いです。
f0345350_10382374.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F5.6, 1/500, ISO400


f0345350_10383103.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F7.1, 1/160, ISO400


ウラギンドクチョウ (Dione juno)
メキシコに来て以来、ドクチョウ族の蝶としてヒョウモンドクチョウ(Agraulis vanillae)、オオウラギンドクチョウ(Dione moneta)を観察したことがありますが、ウラギンドクチョウはまた違った種類の蝶となります。
f0345350_10420052.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F6.3, 1/800, ISO400


表翅を見せてくれました。オオウラギンドクチョウよりも黒が太く目立ちます。
f0345350_10421221.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F5, 1/500, ISO400


Chlosyne cyneas
以前にアメリカヒョウモンモドキ属の蝶を3種ご紹介しましたが、この蝶も同様にアメリカヒョウモンモドキ属の蝶です。
f0345350_10544664.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F7.1, 1/1000, ISO400


裏翅の模様が独特です。
f0345350_10545404.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F7.1, 1/1250, ISO400


マエモンオオヤマキチョウ (Anteos clorinde)
日本でヤマキチョウの仲間を見たことがないのですが、すぐにヤマキチョウの仲間ということは分かりました。大型のキチョウの仲間として以前にアメリカオオキチョウをご紹介しましたが、更に大きさがあります。帰宅後に調べたところ、北米南部から南米にかけて生息しているマエモンオオヤマキチョウでした。
f0345350_14071431.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F6.3, 1/3200, ISO400, +1EV


撮影した場所は、プリスマス・バサルティコスの上部で咲いていたブーゲンビリア。断崖絶壁ですが、上部には整備された歩道がありましたので安全に撮影できました。
f0345350_11563621.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F8, 1/320, ISO400, +0.7EV


玄武岩のプリズムを背景に飛翔する姿を狙ってみました。
f0345350_11055286.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F7.1, 1/1600, ISO400


特徴的な表翅を何とか捉えることができました。
f0345350_11101714.jpg
Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F7.1, 1/400, ISO400



ヤマキチョウの仲間を初めて見ることができ、他州まで出かけた甲斐がありました。イダルゴ州を離れ、首都メキシコシティに移動しました。




Commented by mikiosu at 2018-08-12 14:28
こんにちは。
層雲峡も柱状節理だったんですね。たしかに断崖絶壁でした。
ヤマキチョウの仲間、メキシコで初撮りおめでとうございます。ブーゲンビリアとヤマキチョウのコラボは日本ではちょっと考えられないですね。
最後の飛翔シーン2ショットも素晴らしいと思います!
Commented by himeoo27 at 2018-08-12 19:06
玄武岩のプリズムを背景に飛翔する
「マエモンオオヤマキチョウ」の表翅
の黄色綺麗ですね!
Commented by naoggio at 2018-08-13 07:35 x
タイトルを拝見してまず???
1枚目の写真で??この後ろに玄武岩があるのかな?
で、街の写真や岩場の写真。さらに前振りの蝶達(失礼、前振りにしてしまうのは惜しいような蝶達)。
そして、ん?撮影場所?何のこっちゃ?
最後から2枚目で、おおお !
ラストで「ギャッヒ〜ン !」でした(笑)。
構成といい写真といい、拍手です ! こんなの撮ってみたいです !
ティオティワカンの残光の地で、素晴らしい思い出ができましたね。
赤いビートルやチーズの写真もナイスでした。またよろしくお願いします。
Commented by yurinBD at 2018-08-13 13:26
みき♂さん、コメント有り難うございます。
私も今回はじめて知ったのですが、柱状節理は多数あるのですね、そしてどこも素晴らしい景勝地になっています。
ヤマキチョウの仲間は日本では観察できていませんでしたので、メキシコで撮影でき、嬉しかったです。
確かにブーゲンビリヤとのコラボは日本ではないですよね、良いシーンが撮れました。
お褒めのお言葉有り難うございます、励みになります!
Commented by yurinBD at 2018-08-13 13:29
ヒメオオさん、コメント有り難うございます。
偶然にも玄武岩のプリズムの上部にブーゲンビリアの花が咲いていてくれたおかげで、背景よく撮影できました!
マエモンオオヤマキチョウの特徴である表翅が撮影できて良かったです。
Commented by yurinBD at 2018-08-13 13:35
naoggioさん、コメント有り難うございます。
長い記事にお付き合いいただきまして有り難うございます。
私の住む街からは飛行機でメキシコシティに出て、そこからのワン・デイ・トリップでしたので、立ち寄った街なども記録しておこうと思った次第です。
ラストの写真を撮影した時には、柱状節理を見下ろすあまりに好条件のシチュエーションに興奮しながらの撮影となりました。
興奮しすぎてSSを上げるのを忘れてしまったのは手痛い失敗でした(苦笑)
縁あってやってきたメキシコですので、引き続い風景なども積極的に掲載していきますので、メキシコの様子をご覧頂ければと思います!
Commented by banyan10 at 2018-08-13 18:40
最後の写真は有名な観光地の独特な地形を背景に素晴らしい広角飛翔ですね。ブーゲンビリアの垢も良いアクセントになっています。
何かのコンテストに出したいくらいの写真ですね。
関係ないので恐縮ですが、最初にクモツキの交尾を撮影したのが上高地の沢の上部で、このように見下ろすような感じで見事な背景が広がっていました。当時は広角で撮影していなかったので、今でも残念なのですよね。(笑)
Commented by yurinBD at 2018-08-14 12:20
banyanさん、コメント有り難うございます。
ラストの写真は、とても良い条件でしたので、何とか撮影が叶いました!お褒めのお言葉有り難うございます。
このヤマキチョウの特徴は表翅にありましたので、表翅を捉えることができ嬉しい思いでした。
上高地の沢を見下ろす背景でクモツキの交尾でしたら、絶好のシャッターチャンスでしたね!
いつこうしたシャッターチャンスがくるか分からないところが、蝶撮影の醍醐味の一つですね。
Commented by KAZ at 2018-08-16 21:57 x
ヤマキチョウの仲間は旧北区の蝶かと勝手に思っていましたが、アメリカ大陸にもいたんですね。
最後のダイナミックな飛翔写真が最高ですね〜。
私もこんな写真が撮ってみたいですが、ヤマキチョウもスジボソヤマキも速くて速くて・・・。
パステルカラーの街並みが中南米らしくて素敵です。
Commented by yurinBD at 2018-08-17 09:16
KAZさん、コメント有り難うございます。
私もヤマキチョウの仲間がメキシコにいるとは思っていませんでしたので、嬉しい出会いでした!
ラストの写真はシチュエーションが良かったので、何とか撮影できました。
日本のヤマキチョウ、スジボソヤマキチョウも是非撮影してみたいです。
by yurinBD | 2018-08-12 11:04 | Mexico | Comments(10)