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Butterfly & Dragonfly

家族旅行や週末の隙間時間に蝶と蜻蛉の写真を楽しんでいます。


by 悠凜
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ムラサキシジミ、ムラサキツバメのサザンカでの吸蜜と口吻の観察(千葉県柏市、20170101)

1月1日(日)、千葉県北西部は暖かな好天に恵まれ、一年の初めの日を迎えました。青く澄んだ空が「さぁ、蝶を見に出かけよう!」と誘っているように思えます。それでは出かけてみますかと、2017年の「蝶の撮影はじめ」として、ムラサキシジミ、ムラサキツバメのサザンカでの吸蜜を狙いとして柏市の公園に行ってきました。両種のサザンカでの吸蜜は以前から狙っていたのですが、花の周辺に飛来するものの、吸蜜シーンに巡り合うことはできていなかったのです。



ポイントは昨年のクリスマス・イブにムラサキシジミ、ムラサキツバメを見かけたサザンカ。静かにサザンカに近寄っていくと、下草からムラサキシジミが飛び上がりました。ムラサキシジミはサザンカめがけて飛んでいきます。そして、花の上にとまってくれました!思い描いていたとおりの理想的な展開でかなり嬉しい(笑)
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F6.3, 1/1000, ISO800


ムラサキシジミはサザンカの花びらの上から中央の黄色い雄しべへと進み、吸蜜を始めました。撮影したいと思っていたサザンカでの吸蜜シーンの撮影が叶いました。花に痛みがあるのは残念ですが、ヨシとしましょう。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F6.3, 1/640, ISO800


少し離れた場所で、ムラサキシジミは開翅。天気が良く暖かいと、1月でも活発に飛び回ります。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F7.1, 1/1250, ISO400



ムラサキツバメもサザンカの周辺に飛来します。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F7.1, 1/800, ISO800


上の写真とは別のサザンカですが、花の隣の葉の上にとまりました。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF300mm F4L IS USM, F7.1, 1/640, ISO400


そして、吸蜜してくれました。望遠からマクロに切り替え撮影します。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F9, 1/800, ISO1600


雄しべにどっぷりつかっての吸蜜、栄養をたっぷり摂って春までの越冬を乗り切って欲しいですね!
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F9, 1/200, ISO1600


こちらは別のサザンカの花での吸蜜。この日は吸蜜シーンを何度も観察することができました。これまで全く見ることができていなかったのですが、不思議なものです。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO, F9, 1/1250, ISO400


吸蜜中は夢中なのでしょうね、かなり近寄っても飛びません。そこで、ムラサキツバメの口吻の先端の撮影を試みることにしました。昨年、ダンダラさんの「小畦川日記」の記事で、ムラサキツバメの口吻の先端がブラシ状であることがよく分かる写真を拝見し、驚きました。これは是非一度、自分でも確認してみたいと思っていたのです。


花びらがしおれているサザンカの花で吸蜜しているムラサキツバメを見つけました。大部分の花びらが散っていますので、吸蜜中でも口吻の様子がよく見えます。これは願ってもないチャンス! カメラで顔を隠しながら慎重に近寄ります。そしてムラサキツバメを飛ばすことなく接近に成功しました。早速撮影開始です。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F7.1, 1/500, ISO800


花びらの表面には蜜がたっぷり付着しているようです。その蜜を、ムラサキツバメは口吻の先端を実に器用に動かしながら吸っています。
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F13, 1/640, ISO1600


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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F13, 1/640, ISO1600


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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F13, 1/500, ISO1600


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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F13, 1/640, ISO1600


口吻の先端が見える写真がありました。トリミングしてアップしてみると、鮮明とはいきませんでしたが、ブラシのような形状であることが確認できました!
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Canon EOS 5D Mark Ⅲ, Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM, F13, 1/640, ISO1600


口吻はストローのように表面は滑らかという先入観がありましたが、複雑な形状をしているのですね。その理由も知りたいところです。



2017年の「撮影はじめ」でしたが、サザンカの花での吸蜜シーンと口吻の先端の撮影が叶い、幸先の良いスタートとなりました。今年は他の蝶についても、花の蜜を吸う時の口吻の様子に注目してみたいと思います。


Commented by rindon3190 at 2017-01-04 17:46
アップが凄いですね! ピンもしっかりと。
口吻の形状がよくわかるよう撮られてなるほど、と思いました。
ザラザラなのか、実際触ってみたくなりますね。
先端の何処から吸い込むのでしょうね。
サザンカに来てくれて雄蕊にどっぷっりと浸かって吸蜜している姿は
花の少ない冬ならではの姿のようにみえますね。
Commented by himeoo27 at 2017-01-04 19:26
ムラサキツバメが吸蜜中の口吻をアップで上手く
撮りこんでますね!
私も1/3見沼田んぼ、1/2埼玉県中部の公園で、
チョウ撮に挑戦してみましたが、
越冬巣から飛び出したムラサキツバメを観察する
ことは叶いませんでした。
Commented by banyan10 at 2017-01-04 20:33
ムラサキシジミ、ムラサキツバメの吸蜜撮影良かったですね。
こちらでは年明けは吸蜜は観察できていません。12月中旬くらいまでの方がチャンス多いと思うのですが不思議ですね。
今年もよろしくお願いします。
Commented by ダンダラ at 2017-01-04 21:59 x
ムラサキツバメの口吻の先端部の歯状感覚子の様子がよくわかる写真ですね。
今まで生態写真を撮る方もほとんど気が付いていなかったと思うので、こうして確認していただけるようになると、蝶の見方も広がりますね。
Commented by mikiosu at 2017-01-05 00:38
こんにちは。
おおっ、ムラサキ兄弟の吸蜜シーン、いいですねえ! ってか先を越されたあ(笑)。
自分もずっと狙っているのですがまったくチャンスがありません。
口吻のアップも素晴らしいですね。私も諦めずに狙い続けます(遠い目)。
Commented by fushiginomori at 2017-01-05 07:41
口吻の先の撮影、目標達成!!おめでとうございます。
こうなると、他の蝶もどうなっているのか気になりますね。
だいたい、指摘が無ければ、蝶の口吻の先が裏側を上にしていることにも気付いていませんでした。
ときどき、口吻が二つに離れてしまっている蝶も見ますね。
色々観察してみたくなります。
Commented by yurinBD at 2017-01-05 20:53
rindonさん、コメント有り難うございます!
たまにはドアップも面白いですね、
今年は、近寄れる時にはアップも狙ってみます!
口吻を触ったらどんな感触なのでしょうね、面白いです。
冬は蜜が貴重なのでしょうね、つかりたくなる気持ちも分かります。今日から冷え込みが始まりましたので、越冬態勢に入ったかもしれません。
Commented by yurinBD at 2017-01-05 20:58
ヒメオオさん、コメント有り難うございます!
何とか口吻の様子が分かる写真が撮れてよかったです。
口吻にピントを合わせるのは難しかったです。
今日から冷え込みがきつくなってきましたので、
成虫越冬蝶たちもお休みモードに入ったかもしれませんね。
Commented by yurinBD at 2017-01-05 21:03
banyanさん、コメント有り難うございます!
本当は11月下旬~12月上旬頃に花が綺麗なうちに撮影できればベストと思いますが、その時期は残念ながら花で吸蜜してくれませんでした。
綺麗な花での吸蜜は今年の楽しみにしておきます!
本年もよろしくお願いいたします!
Commented by yurinBD at 2017-01-05 21:07
ダンダラさん、コメント有り難うございます!
ダンダラさんのようなパイオニアが最初に見つけてくださったので、意識的に口吻を撮影できました。
普段は複眼にピントを合わせますので、自然体の撮影では口吻の先端にピントが合いませんよね。
いろんな方が撮影されると、知見が深まりますね。
今年は丁寧な観察を心掛けたいと思います!
Commented by yurinBD at 2017-01-05 21:12
みき♂さん、コメント有り難うございます!
ムラサキ兄弟の吸蜜シーンを撮影でき、ラッキーでした♪
サザンカでの吸蜜はキタテハ、ムラシ、ムラツの3種確認できましたので、今年の秋はルリタテハのサザンカ吸蜜を狙いますよ~。
口吻のアップは撮影が難しかったです。100mmよりももっと寄れるマクロが欲しくなりました。物欲が燃えてきて困ります(苦笑)
Commented by yurinBD at 2017-01-05 21:15
fushiginomoriさん、コメント有り難うございます!
口吻の撮影ができ、嬉しかったです!
今思うと、自宅で蝶が羽化した際などは、もっと丁寧に蝶を観察・撮影すればよかったと後悔です。
fushiginomoriさんも観察が丁寧でいらっしゃいますよね、私も今年は丁寧さを心掛けてみたいと思います!
Commented by Sippo5655 at 2017-01-06 22:04
本当だ、これまで思っていた口吻のイメージとは違いますね。
鮮明に撮影されて、素晴らしいですね!
私も吸水時にトライしてみましたが
上手く写し込めませんでした。
些細なことでも、新しい発見につながる可能性がありますから
愛情こめて しっかりと見守ってあげたいものですね!
Commented by yurinBD at 2017-01-07 07:13
Sippoさん、コメント有り難うございます!
通常の吸蜜時では口吻の先端が花びらか雄しべに隠れてしまい見えないと思いますが、この時は花びらの表面を吸ってくれましたのでラッキーにも撮影できました!
頂いたお言葉「愛情をこめてしっかりと見守るように撮影する」を実践できるように、細かいところまで観察することを心がけてみます!
by yurinBD | 2017-01-04 08:38 | 蝶・蜻蛉の体・斑紋・形態 | Comments(14)