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Butterfly & Dragonfly

家族旅行や週末の隙間時間に蝶と蜻蛉の写真を楽しんでいます。


by 悠凜
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キタキチョウ、羽化直後の交尾(千葉県松戸市、20150905-0906)

前回記事ではヤマトシジミの交尾を巡る激しい争いのシーンをご紹介しましたが、今回ご紹介するのも、交尾に関するストーリーです。9月5日(土)、庭の萩に1頭のキタキチョウがとまっていました。また羽化したのかな、と思いましたが蛹殻にとまっているのではなく、羽化前の蛹にとまっていたのでした。

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このキタキチョウの特徴は、翅の一部が欠損し、表の黒い部分が一部見えていることです。このキタキチョウは、暫くこの蛹から離れず、一度蛹から離れても、蛹の場所に戻ってくるのでした。

夜、キタキチョウの姿は見えませんでしたが、蛹は翅が透けて、羽化直前という様子でした。




翌9月6日(日)の朝、様子を見てみると、蛹殻に掴まる形で、キタキチョウが交尾していました!
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裏側から見ると、左側のキタキチョウの翅の一部が欠損し、表の黒い部分が一部見えています。昨日、羽化前の蛹に掴まっていたキタキチョウに間違いありません!
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キタキチョウ雄♂(左)は、蛹から雌♀(右)が羽化してくるのを前日から待っていたのですね! 交尾成就のため雌♀が蛹の時から確保しているとは、凄いなぁ(笑)



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この雄♂のキタキチョウは、蛹が雌♀だということが分かっていたのですかね? 分かっていたとすれば、蛹にも雄♂・雌♀の臭いの違いなどがあるということでしょうか? 雄♂・雌♀まざった羽化前の蛹を複数用意して、成虫の雄♂がどの蛹につかまるか(選ぶか)、きちんと雌♀の蛹だけを選ぶことができるのか、実験してみたくなりますねー!(大変そうなので私にはできませんが、笑)


ヤマトシジミの交尾の記事をご紹介した際に、「小畔川日記」のダンダラさんより「羽化後間もなく交尾が成立したようですね」、とのご教示を頂きました。そして、今回のキタキチョウの交尾は羽化直後になされたことは確実。これらから、「交尾の殆どは雌♀の羽化当日になされているのかな?」という疑問がわいてきました。蝶の雄♂が常に羽化直後の雌♀を探しているとするならば、雌♀は羽化当日に雄♂によって見つけられ、羽化初日のうちに交尾完了というケースが多くなるような気もしますね。このあたりご存知の方は、ご教示頂ければ嬉しいです。

交尾は次世代に命を繋ぐ一大イベントだけに、交尾を巡る蝶達のストーリーは興味深いですね。他の種類の蝶の交尾も観察してみたいものです!



Commented by rindon3190 at 2015-09-09 08:32
すご~いです。
大変興味深くみさせていただきました。
チョウも凄いですが、それをじっくり観察したyurinさんも凄いと思いました。
いろいろな疑問を持たれ観察されているのも参考になり、勉強になりました。
蛹のうちから待っているなんて(占有)チョウの能力というか、自然界の不思議さを感じます。
姫ちゃんは旦那様を選ぶ暇なく、嫁ぐんですねえ~
自然界の厳しくも華麗な生態に感動しました。

Commented by Sippo5655 at 2015-09-09 21:35
キタキチョウでもこういうことがあるのですね!
別のチョウではそのようなことがあるとは聞いていました。
♂は羽化前の♀の蛹の前で羽化を待ち、
出てきた瞬間交尾を迫るとか、、
ということは、他の蝶でも同じことが起こり得るのかもしれませんね!
キチョウなシーンを見せて頂きました!!
Commented by mikiosu at 2015-09-10 01:48
こんにちは。
キタキチョウの場合、羽化直前の蛹の廻りを♂が飛び回るようなので、多分匂いで分かるのではないかと思います。
ホシミスジでも蛹殻のすぐそばで交尾しているのを見たことがあります。
蛾では、ウスタビガなどは羽化直後の♀のところに♂がきて交尾するので、繭に卵を産みつけることが多いようです。
Commented by yurinBD at 2015-09-10 21:47
rindonさん、コメント有り難うございます!
あまり人に褒められたことがないものですから、
お恥ずかしいところですが、有り難うございます!
これからも疑問を書き残すように頑張ります(笑)
それにしても、蝶は不思議な力を持っていますね、
これからも不思議を発見したいですね!
Commented by yurinBD at 2015-09-10 21:51
Sippoさん、コメント有り難うございます!
別のチョウでも同じような行動が見られるわけですね、
来年は別の食草を用意して、別の蝶で観察してみたい
ところです!
或いはフィールドでこうしたシーンを見ることが
できれば素敵ですね!
フィールドを歩く楽しみが増えました!
Commented by yurinBD at 2015-09-10 21:57
ミキ♂さん、コメント有り難うございます!
なるほど、蛹にも匂いがあるわけですね、
面白いですね~♪ご教示有り難うございます!
ホシミスジやウスタビガでも羽化直後の交尾が見られる
のですね、ホシミスジ自体が未見ですので、見てみたいです!
来年は身近なところでアゲハ、モンシロチョウ、ツマグロ
ヒョウモンなどで観察する方法を考えてみます!
Commented by banyan10 at 2015-09-11 20:14
蛹殻に止まった状態での交尾はいいですね。
キタキチョウやミスジチョウの仲間は蛹から羽化する雌を待っているシーンが多いようです。
キタキチョウでは観察したことありますが、羽化まで待てませんでした。
オオミスジのときは運良く羽化、交尾が観察できました。
他の蝶では蛹で待つというのは少ないと思いますが、個体数が多ければ羽化当日に交尾が成立する可能性は高いと思います。
Commented by yurinBD at 2015-09-11 21:33
banyanさん、コメント有り難うございます!
さきほどbanyanさんが2011年に撮影された
オオミスジのお写真を拝見してきました。
羽化直後の交尾に加え、羽化の瞬間のお写真を
撮影され、素晴らしいですね!
ミキ♂さんからはホシミスジの羽化直後の交尾を
ご覧になったとのコメントを頂きましたので、
やはりミスジチョウの仲間の特徴なのですね、
面白いです!近場でコミスジの様子でも見てみたく
なりました!
Commented by fushiginomori at 2015-09-13 07:22
いつも丁寧に観察されていて頭が下がります。
キタキチョウも可愛いですね。
私は、キチョウ類の撮影は苦手です。
中々止まらず、やっと止まると草むらに紛れてすぐ見失ってしまい・・・
を、数回繰り返すと、つい”もういいや”という気になってしまいます。
今度見かけたら、諦めずに追いかけることにします。
Commented by himeoo27 at 2015-09-13 12:52
キタキチョウでは
①羽化直前のキタキチョウの蛹に雄のキタキチョウが数頭群れて
 待機する
②翅の伸びきらない羽化直後のキタキチョウ雌と雄が交尾する。
③②の交尾ペアに別のキタキチョウ雄が集まる。
を観察したことがあります。
①③の時、雄の表翅の輝きを撮るチャンスです。

チョウでも羽化後の雌の性成熟必要な種もいるそうなので、他種
については全くわかりません。
Commented by yurinBD at 2015-09-13 12:59
fushiginomoriさん、コメント有り難うございます!
キタキチョウは庭での滞在時間が最も長い蝶で、
愛着が湧いてきました♪
飛んでいる時は、止まりそうで止まらず、諦めたこと
私もよくあります(苦笑)
蝶の飛び方も個性いろいろで面白いですね!
Commented by yurinBD at 2015-09-13 13:03
ヒメオオさん、コメント有り難うごじます!
なるほど雌の性成熟に一定期間を要する種類
もいるわけですね!勉強になりました。
様々な種類の蝶の交尾を観察できるように
頑張ってフィールドを出歩いてみます!
by yurinBD | 2015-09-09 06:45 | 求愛・交尾・産卵・羽化 | Comments(12)