西表島カンピレーの滝の蝶と蜻蛉(沖縄県西表島、20140504)
2014年 05月 21日
西表島で一番楽しみにしていたのが、裏内川の上流にあるマリユドゥの滝とカンピレーの滝へのトレッキングです。
▶浦内川
沖縄県内で最長の河川です(18.8km)。
船で軍艦岩という所まで遡り、ここから歩き始めます。
森の中はたくさんの植物が生い茂っています。シダ植物が目立ちます。
▶サキシマスオウノキ(Heritiera littoralis)
大きく発達したサキシマスオウノキの板根、生命力を感じます。
1時間ほど歩いたでしょうか、マリユドゥの滝に到着です。二段に分かれた滝で、見応えがあります。
▶マリユドゥの滝
森の中を幾つかの沢を越えながらさらに進みます。
▮ヤエヤマサナエ(Asiagomphus yayeyamensis)
沢ではヤエヤマサナエがホバリングしていました。ヤエヤマサナエは石垣島・西表島だけに生息しています。
▶カンピレーの滝
カンピレーの滝に到着です。森の中で突然現れる滝を見ると、神秘的な印象を受けます。“カンピレー”は「神々の座」という意味があるそうです。
▮イシガケチョウ(Cyrestis thyodamas)
イシガケチョウが吸水していました。地面にピッタリとくっついているように見えますね。
▮ミカドアゲハ(Graphium doson)
突然青い光を見たように感じました。ミカドアゲハ! でも遠すぎて写真になりませんでした(泣)
▮アカスジベッコウトンボ(Neurothemis ramburii)
以前は日本国内には生息していなかったようです。2006年5月に国内で初めて与那国島で発見され、それ以降、八重山諸島に生息域を拡大しています。
▮コフキショウジョウトンボ(Orthetrum pruinosum neglectum)
日本では石垣・西表・波照間・竹富の4島にのみ生息しています。
ヤエヤマサナエはここにもいました。
▮アマミウラナミシジミ(Lampides boeticus)
帰り際、アマミウラナミシジミが見送ってくれました。
ミカドアゲハをきちんと撮影できなかったことはかなり残念でしたが、亜熱帯の森を楽しむことができました。是非とも再訪したい島です。
by yurinBD
| 2014-05-21 06:22
| 沖縄
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